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Novel


Tasse Tee
僕にとっては慣れた異国の夜明けは、彼女にとっては特別な最初の朝で、苺のジャムと硬水で淹れた紅茶の、嗅ぎ慣れない匂いが僕らの新しい朝になった。(島原ふぶき)

螺子巻き冥王性
思わず口にしたくなるけれど、口にするのも憚られる、そんな珈琲のお供を一席。(桐崎連雀)

ブラック・ブラック・ミルキーアウト
「帰りたくない。」
怖いのならば、その手を取って離さない。
だって、私たちは混ざり合うことのない色だから。(キョーカ)

宵越しの一杯
平凡な日々をなぞる。呼吸は風を起こすこともなく消える。特別なんかじゃないけれど、僕は今日を生きている。夏の空を覆う蝉の声。隣に眠る愛しい人。うつくしい彼女と歪な僕、それでも傍にいられたら。特別なんかじゃないけれど、僕は今日を生きていく。(稲月瑠)

洋子とマナミ
見た目も性格も違う、コーヒーの好みだって違う、同性の恋人。
大人が甘えられる場所は少ないけれど、その稀少性ゆえに愛おしさがより際立つ、そんな普通の恋人たちの話です。(io)

愛しい人と共に季節は巡る
たくさんの好きと、たくさんの愛を、君と約束をしよう、それはとても儚いものかもしれないけれども。(AXIA)

朝の来ない部屋
この部屋に朝は来ない。きみのそのうるわしい瞳に朝焼けが映ることは二度とない。コーヒーの香りにきみが誰かを思い出して苦しむように、俺はきみを苦しめる理由になりたい。ただ、ただ深い爪痕をその心に。(宮崎笑子)

君と僕の物語
あの夏の日、君と僕が見た、物語(カツサンド)

逃げ傷正木龍之介之詞
置き忘れられた端れの町で、なりきれない男と静かに逸脱した女が、世の中に対して特に何も爪痕を残さずに、オランダ直輸入の珍しい薬の香りをさせて暮らしていきます。あと雲雀が飛んでいきます。今回は男女です。(ぴち)

とある恋人の目覚めの一杯
日々を生きていくだけでも苦々しい思いをする機会は沢山ある。だからこそ、苦い珈琲に砂糖やミルクを足していくように、疲れた生活に甘さや柔らかさを足していくような、そんな瞬間を夢見たいと僕らは思う。そんな、社会人BLをお届けします。(末広圭)

かおりかすか、よみがえる
目に見えない香りが、目に見えないものを呼び起こす。ある老夫婦の、夏の朝(海和悠汰)

僕と彼女のモーニングコーヒー
僕はきっと、何度も、繰り返すんだろうな、君とこうして過ごす日々を。
駆け出しの小説家とその恋人の、
日常を見てみませんか。(楓鈴音)

屋根の上 君のとなり
星降る夜に、我が家の屋根の上は小さな天文台へと変わる。(清久志信)

レディ・メイドの可変
シミになってしまった経験を塗り替えることは出来ないだろうけれど、今の新しい何かに変換することは可能だと知った。新しい始まりの朝に、そっと寄り添うインスタントコーヒーの味は不変的な日常を彷彿とさせる。そんな二人の小さな始まりのおはなしです。(陽本明也)

夜明けの戦線
陸上の覇者、戦艦。その艦は最後の決戦の為、敵対国へと旅立つ。
幼き艦長と家族を失った副長。これは鉄と硝煙、木炭の煙に塗れた愛の物語。(くろねこ主任)

真昼の夜明けと真夜中の夕暮れ
最近は夜勤で朝になって漸く帰ることが多くて、私にとっての夜明けは午後3時くらい。起きたあと、お昼ご飯と一緒にあの人が淹れてくれるコーヒーが大好きで。
それが、幸せでしょうがなくて。 (陽香)

純情ブルー
羨ましい二人がいる。どちらも近しい二人なのに、十七歳の私の知らない恋をするちょっぴり遠い存在の二人。
彼らには決まった夜明けがあって、私にも決まった朝がある。
朝の海辺を駆け抜けながら、二人の夜明けをほんのちょこっと知るお話。(いよ)

角砂糖三個分のキス
「何でコーヒーって苦いんすかね?香りはこんなに甘いのに」
朝五時、ふたりきりのカフェ。角砂糖三個分の恋を召し上がれ。(雅翼)

花の中のツクシ
あなたは愛を知っているだろうか。そう思うと、苦みが胸を焼くんだ。(佐倉愛斗)

ピロートーク
夜明けに飲む珈琲と同じような、儚く苦い大人の恋の行方(てぇると)

境界の微睡
ミルクで誤魔化した苦味と優しい彼の指先。君の香りに包まれて微睡む最後の時間。どうか今だけは曖昧で愛おしいひとときを召し上がれ。(櫻里)

幸福な朝
どうにも好きになれないその飲み物が、私のシアワセを作っている。(和咲結衣)

キスの温度
ぼんやりと外を眺める優の額に横から口づけを落とす(蒼木遥か)

三点コーナーと赤い糸
恋の一番おそろしいところはどこですか。彼の一言は、一撃は、いつも大きくて、私が一点取るのに手こずるところ、彼は軽々と三点を取る。まだ恋人じゃない「二人」の朝の一杯。(mee)

もしも、この瞬間を恋と呼ぶのなら
白いスカーフが失恋の証なら、夜明けに飲んだコーヒーは恋の証。たとえ離れ離れになったとしてもこの恋は終わらない。また繋がり合い、何度でも再生する。(YUU_PSYCHEDELIC)

斯くて魔女の行方は杳として知れず
森の国より来た、漆黒をその身に宿す魔女の一日は、黎明のコーヒーから始まるという。しかし、彼女自ら珈琲を淹れることは稀らしい。ならば、淹れている者は一体ーー。(神奈崎アスカ)

Illustration


水槽色の窓辺
誰かの予言した世界最後の日らしい。
いつもの狂騒だろうけれど、思ったよりも世の中は荒んでいる。
もう疲れきっていたし悪い気はしなかった。
ただ、一人がいやになって、同じような瞳をしていた人と一晩だけの恋をした。
やがて、無情にも朝はやってきてしまう。
「引き止めるわけじゃないけど」と、差し出された、
終わらなかった世界の、味。(月緒)

Comic


君のとなりで眠らせて
隣りにいない二人。隣りにいる二人。何かを予感する朝。何も変われない朝。四人の想いが交差する二組の夜明けのコーヒーを描きました。(柊かえる)

その夢に僕はいない
黒くて苦いコーヒーで、僕はあと何回、君を目覚めさせることができるだろう(雲井)

Oh my honey!!!
今日は何処に行く? 決して多くはない休みを満喫するための作戦会議。二人してグラス片手に画面を覗き込む時間は、きっと、間違いなく幸せで……ところで、ソレわざとやってるの?(駒坂柚子日)

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